十四歩目 レベル UP

 
     今まで HSPを使ってきたが
     「この命令は もうちょっとああなるといいなあ」 ということは無いだろうか?
     ここでは そんな人のために 2つ いい命令を教えよう

〜背景色〜
     今までに cls という 画面を一回 クリア(初期化(しょきか))
     つまり いったん cls ? で ?で指定した色(0〜4)
     で ぬりつぶすという命令があったが
     それでは 白か 黒か 灰色かしか出来ないので
     今度は どんな色でも背景に出来るようにしよう
     それには boxf という命令を使うのだ!


	color 255,0,0	
	boxf
	stop

     ウインドウの背景が真っ赤になったはずだ!
     boxf というのは cls と同じ 塗(ぬ)りつぶす ということだが
     boxf には 本当は 塗りつぶす範囲(はんい)を決めれるのだ
     ではやってみよう

		
	screen 0,200,200
	color 0,255,0
	boxf 0,100,200,200
	stop

     どうです? ウインドウの下の半分が
     緑色になったと思います
                        
     screen 0,200,200 でウインドウのサイズを 
       横200縦200の大きさに設定(せってい)
     color 0,255,0 で緑色指定(してい)
     boxf 0,100,200,200 は 塗りつぶす左上の 
      X座標が0(右へ0) Y座標を100(下へ100)
     boxf 0,100,200,200 は 塗りつぶす右下の
      X座標が200(右へ200) Y座標を200(下へ200)
      さっき指定した色(緑だったな)でその範囲を塗りつぶす   

boxf a,b,c,d

    aは塗りつぶす左上のX座標 bはY座標

    cは塗りつぶす右下のX座標 dはY座標

     ということじゃ boxf だけにして 数字を何も書かないと
     自動的にそのウインドウの大きさが塗りつぶされる
     だからそのウインドウを全部塗りつぶしたいときは
     boxf だけでいいのだ
     cls の代わりに使っても同じ事だ(僕はほとんど boxf を使う)
 

〜wait と await〜
     repeat を使うときは wait を入れると言ったが
     どうしても wait では動作が遅いときがある
     そんなときに使うのが await である
     なんと!!!
     await 10 と wait 1 は同じなのである
     つまり await は 難しく言うとwait の十分の一まで細かく出来るのである
     当然だが wait では wait 1 が一番 速い(人間にとってはほとんど一瞬くらい)
     もちろん wait 0.1 なんて 小数点は使えない
     そこで await を使うのだ
     もし wait を使っていて 「遅いなー」と思ったら
     await を使ってみてくれ
 
     例
     wait だと

		
	repeat
	print "a"	
	wait 1
	loop

     await だと

		
	repeat
	print "a"	
	await 1
	loop

      ただし! awaitはwaitと 待つという意味では同じなんだけど、パソコンの待たせ方が違うから
      時間もちょっとずれるし パソコンの負担も違うんだ(awaitの方がパソコンにはきつい)
      だからawaitを使うときは普通await 5〜10 ぐらいでつかうのがパソコンに好かれるんだよ
 

ままととめめ〜〜〜

      boxf・・・範囲を指定して

           その中を指定した色で塗りつぶす

         color 0,0,0:boxf

      await・・・waitより 十分の一細かい

           await 1

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