1. mbedって何?

マイコンのプログラムをマイコンに書き込むのはすごく大変ですよね。新しいパソコンで新しいマイコンを使おうと思ったら

1) 開発環境を用意する
2) そのマイコン用のプログラムを書く
3) 専用ケーブルでつないで書き込む

こんな手順が必要になります。 これがmbedが出来るまでの話。
mbedは何かというと開発環境がブラウザになってコンパイルまで出来て、プログラムをUSBフラッシュにデータをいれるようにプログラムを書き込める仕組みのことです。

まずmbed対応のマイコンボードってのがあります。それには既にプログラムが書き込んであって、USBでパソコンとつなぐとUSBフラッシュとしてパソコンは認識します。
で、mbedのサイトがあります。mbedのサイトではプログラムを書くことが出来てコンパイルまでできちゃいます。
コンパイルしたらコンパイル後のファイルがダウンロードできるのでそのダウンロードしたものをUSBフラッシュとして認識されているmbedにドラッグアンドドロップでいれるだけ。
あとはマイコンの中のプログラムがそれを受け取ってマイコンの中に書き込んでくれます。
パソコンに開発環境を入れなくていいんです。だからmbedを使うと

1) 開発環境を用意する  ->  開発環境はネットに繋がったブラウザがあればいい
2) そのマイコン用のプログラムを書く  ->  mbedのサイトで抽象化されたプログラムが可能
3) 専用ケーブルでつないで書き込む  -> USBでつないで ドラッグアンドドロップ

となります。
mbedは色々なチップで使えるようになっています。つまり、ハードウエアが抽象化されていて、本当だったら色々設定しなきゃいけないのをスルーできます。IOをOutputにするためにはあるレジスタのあるところを1にして、、、みたいなのはなくて
DigitalOut myled(LED1);
こんなプログラムを書けば使えちゃうわけです。
他の人の書いたプログラムも簡単に入れられるようになっているのでいつも面倒だったキャラクタディスプレイのところとかもモジュールとして入れれば簡単ですね。

mbed対応ボードは1200円とかで買えちゃうので早速やってみましょう。次の回で実際にコンパイルから書き込みまでやってみます。

 

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