3. Zynq 開発環境「Vivado」を入れる

XilinxはFPGAの開発ツールであるVivadoを出しています。「ヴィヴァドゥ」って読むんだと思いますが、すげー楽しそうですよね(笑)
さて、これにはプランがあって有料のと無料のがありますvivado_plan

WebPackというのは無料です。デバイス制限がかかってますが、ZYBOのチップは大丈夫です。LogicAnalyzerなどが入ってないですが、とりあえず無くても普通に使えますからWebPackを入れましょう

Vivado WebPackとSDKを入れる

Downloadはこちら
http://www.xilinx.com/support/download.html

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Windows用とLinux用、あと32bitと64tbit版があります。あなたの環境に合わせてダウンロードして下さい。
ダウンロードするときにユーザーアカウントの作成を求められます。住所とかも必要に鳴っているので記入しましょう。
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登録が完了するとダウンロードできるようになります。
問題なくダウンロードしたら早速ダブルクリックしてインストールしましょう。
インストールしている時に何度か「・・のブロックを解除しますか?」とか聞かれると思います。
許可しないとまともに動かないのでXilinxを信頼して許可しましょう。
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ここからはダイヤログに従って行くだけです。
最初は環境の確認ですこういうOSでしかつかないですよ〜ってものです。
赤い文字で「インストールの時間を短くするためにウイルス対策ソフトを切っておいてください」って言ってます。

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Nextを押すとさっき作ったXilinxのUserIDとPasswordを求められます。記入してNext

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問題なく進むとライセンスに同意するかどうかを聞かれます。それぞれのライセンスは青文字をクリックすることで開けます。読んで問題なければ I Agreeにチェック入れてNext

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次に「何を入れるか」を聞かれます。
これはライセンスにも依存しています。
我々が入れたいのは無料のVivado WebPACKなので一番上にチェックを入れたままNext

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次に「じゃあ実際何を入れるのか」を聞かれます。ここでだいたいのものにチェックが入っているはずですが、以下の写真のように出来れば全部にチェックを。特にSoftware Development Kitはチェックが外れているかもしれませんが、これは必要ですからチェックを入れてください。
ちなみに容量が19GBぐらい必要です。結構食うのでもし容量が足りない人は頑張って空けましょう。

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そうすると、次はインストールが開始されます。何度かWindowsから「こいつこんなコトやろうとしてますぜ」っていわれますが、気にせず「許可」を押します。
また、別のインストールダイヤログが開くこともありますがそれらもインストールしてください。

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これでインストールが完了します。

ライセンス

インストール完了と同時にライセンスマネージャーが起動します。

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WebPackを入れたからといっていきなり無料で使えるわけではありません。
無料のライセンスをあなたのパソコン用に発行して、それを使わないといけないのです。
なので、パソコンを変えるときにはライセンスももう一度発行しないといけなくなります。

ライセンスマネージャーから「Get Free Lisence」を選んで「Connect Now」を押します。
するとブラウザが開いてXilinxのページが開くと思います。Xilinxのライセンス作成ページでは色々なライセンスが選べます。今回はVivadoのWebPackです。終了日が30daysとかじゃなくてnoneのやつを選び作成してください。

作成が完了するとライセンスマネージャーが自動的にライセンスファイルを受け取り保存してくれます。ちなみにメールでもライセンスファイルは送られてきます。
自分のライセンスページから何度でもダウンロードできますので無くしたりPCを再インストールしても大丈夫です。

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ここまででVivadoのインストールは完了です。
ライセンスも入ったので普通に起動してずっと使えます。

次回はプロジェクトを作成してBitstreamを作成するまでやってみましょう。