基板を自分で設計した時に、プリント基板として作ってくれるのはいくつかありますが、話題のめちゃくちゃ安いのがSeedStudioのやっている「FusionPCB」です。どのぐらい安いのかというと、5cm×5cmまでの2層基板10枚を990円(1ドル100円なら)で作ってくれます。送料は別ですがそれでも安いですね。
サイトはこちら
http://www.seeedstudio.com/service/index.php?r=pcb
サイズとかを変更できるようになっていて、ここで値段を確認できます。
Eagleなどで作ったガーバデータをUpするとそれのサイズなどを自動的に読んで値段に反映してくれます。
ずっと使ってみたかったので今日はじめて注文してみました。
ルールチェックとガーバデータ作成
まず、作った基板がFusionPCBの工場で問題なく作れることを確認しましょう。さっきのサイトの「Order Submission Guildeline」にEagle用のルールチェックファイルと、ガーバデータのCAMファイルがあります。それをDLしちゃいます
どちらもzipふぁいるとrarファイルという圧縮ファイルになっているので解凍します。するとこんなのが入っているはず。
青っぽいのがCAMファイルで提出用のファイルを作るためのもので、右下のがルールチェックですね。
後々便利なので、Eagleのフォルダに入れちゃいましょう。
Macの人は「アプリケーション」->「Eagle」の 「dru」にdruファイルを。「cam」にcamファイルを入れちゃいます。
ここですね。
入れたら、ルールチェックからやりましょう。まず、作りたいボードをEagleで開いて、DRCチェックを開きます。
開いたら「Load」を押します。するとさっきファイルを入れたdruフォルダが開かれるのでFusionPCBのサイトから落としてきたやつを選びます。そして、Checkを押します。
これでFusionPCBで問題なく制作できるかを確認できます。左下に「DRC: No errors」って出るはずです。
だめだったらダメな場所を修正しましょう。
これができたらCAMします。ボードを閉じてEagleのプロジェクト画面を開きます。
「CAM Jobs」のなかにさっき追加した2つがあると思います。実際に提出で使うのは「Seeed_Gerber_Generater」で始まるcamファイルです。これを開いてFile->Open->Boardから作りたいボードを選びます
選んだら「Process Job」を押します。すると提出に必要なファイルがボードと同じフォルダに生成されます。実際何が必要なのかはファイルをDLしてきたページに書いてある10ファイルです。これらをzipファイルにまとめちゃいます。
提出
では、提出用ファイルが出来たのでFusionPCBのサイトを開いて進めましょう。
ファイルをDragAndDropすると自動的にサイズなどを読んでくれます。
んんん???
謎の999ドルが出てきました。高すぎますね(^^;
どうもFusionPCBのサイトがおかしいようで、Layerなどを選んだあとにファイルをUplaodしたら元に戻りました。
ふぅ。。。
ちなみに
Layer 層数
PCB Dimention 基板サイズ
PCB thickness 基板厚み
PCB Qty 基板の数
Surface Finish 表面加工(ハンダなのか、金メッキなのか)
Copper Weight 銅箔厚み
Panelized PCBs 面付け
です。さて、この値段なら問題ないので Add to Cartします。
ちなみに僕はアカウントを持っているのでスイスイ行きますが、頼む前にアカウントを作って住所とか入れておくと便利です。
購入処理
FusionPCBではAmazonとかみたいに買い物カゴの仕組みを使っていて、いまはかごに入った状態です。
他のものもかごに入れられます。とりあえずこれでいいので「Checkout」を押して進めましょう。
まずは住所と宅配方法を聞かれます。
アカウントがある人は住所が出てると思います。
宅配方法はいろいろ選べますが、安いと遅いです。僕は今回はFedexを選びました。
割引クーポンとかある人はここに入れます。
特になければそのまま下にある支払方法選択でPaypalかクレカかを選びます。
僕はカードで払います。
「NextStep」を押すと確認画面が出てきます。問題ないのを確認したらConfirmしましょう。
クレジットカードを選んだ人はここでカード情報入力画面が出てきます。
で、入れたらProceed to Checkoutで処理しちゃいます。
支払い完了画面と、だいたいどれぐらいで着くのかが書いてある画面が出てきます。これで完了です!
アカウント画面のOrder Historyを見るとちゃんと出てるし、作業が進めばその進捗が出て来るようです。
Fedex選んでも5000円ぐらいで基板を10枚頼めるのはいいですね(^-^