ZynqとはXilinxの出しているFPGAなんですが、よくあるFPGAとちょっと違うのは
- CPUがFPGAと一緒に最初から入っている
- CPUのメモリはもちろん、2時キャッシュもFPGAとつながっていてFPGAから利用できる
- FPGAのコンフィグレーションをCPU側から行える
- ペリフェラルをFPGAを通るように切り替えられる。
FPGAにCPUが付いているというよりはCPUにFPGAが付いているような感じです。
やりたい計算をするFPGAを作ってCPUに深くつなぐような感じ。
だから、CPUじゃなくてもいいようなデータを一斉に計算したり等、特に画像処理などがイメージしやすいと思います。
Linuxを普通に動かすことができるので、そういう意味でも扱いやすいですね。
今までのFPGAではCPUを中に作ったり、SPIなどで繋いだりしていましたが、zynqだと元々入っているCPUですから性能が良いです(今回紹介するZYBOはARM-CortexA9が2Core入っていて650Mhzで動きます)。それにFPGAの中にCPUを作った時のようにコアな部分とFPGAを繋げられるので、工夫次第でめちゃくちゃ早い処理も可能となります。
ZYBOについて
CQ出版のDesignWaveをきっかけに知ったのですが、
これで紹介されているボードはちょっと高いので、秋月でも売っているZYBOというZynqが載っている開発ボードを使うことにしました。
購入先: http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-07740/
これなら2.2万ぐらいで買うことが出来ます。
HDMIやUSBなども揃っていますしね。性能的には
- CPU ArmCortex-A9 (Dual core 650Mhz)
- FPGA Z-7010 LUTが17,600個(ということはフリップフロップが35,200個)
となっていて、LUTの数はCQ出版で紹介されているZ-7020のちょうど1/3です。
とにかく秋月で買えるのはいいですよね!
早速買ってみましょう。
次回から電源の入れ方やコンフィグレーションのやり方など書いてきます。
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