さて、買ってきたzynqですが、ボタンも沢山あって電源の入れ方すらわかりません。
最初の人のためのドキュメントはここにあります。
http://www.digilentinc.com/data/products/zybo/zybo_rm_b_v6.pdf
電源の入れ方などボードの基本的なところを見てみましょう。
電源について
- USB
- PowerJack
- PinDirect( Battery )
の3通りで使うことが出来ます。説明書によるとこうなっています。出典: Digilentic
写真だとこの切り替えスイッチ的なのはこれですね。
この青いのが下側についてショートするとUSBが電源として、上につけてショートするとDCJackが電源として使われます。バッテリーなど外部につなぐ時は青いのを外して真ん中のピンと右側のピンを使います。間違っても真ん中と右側のピンを繋がないでくださいね。プラスとマイナスがショートします。
で、左側にあるのがボードの電源スイッチです。上でONです。
電源はこれだけです。便利なので僕はUSBをつなぎます。
このボードはidle状態で0.2Aで、ちょっとしたサーバーをLinuxで動かすだけだと0.38Aぐらいになるそうです。
USB2.0のあるマシンなら0.5Aまではいけるので大丈夫だとは思いますが、気になる人はiPadの電源とか使いましょう。
iPadの電源は1Aまで行けますのでまだ安心。皆持ってるしね。持ってるよね?
ちなみに、電源が正常に入ると(ただ、電源があるかどうかじゃなくて全ての電源ラインが正常な電圧だと)LED11が点灯します。
コンフィグレーションについて
ハードディスクなどはつないでませんから、CPUが動くといっても何も無いと話になりません。
このボードは電源が入ると以下の流れで起動します。
- CPU0がBootROM(read only)から最初のプログラムを読んで動き出す
- JP5を元にFSBL(First Stage Bootloader)をSRAMに読み出す
- 読み出されたFSBLが初期設定やFPGAの設定をする
- FSBLがユーザーアプリケーションを実行する
という流れになっています。
そのFSBLの置き場所(読み込み先)ですが、3通りあって
- SDカード
- Quad-SPIのオンボードメモリ(128MB)
- JTAG
から行えます。それをJP5で切り替える事ができます。
SDカードはXilinxの開発ツールから作ったイメージを書き込んで使うことが出来ます。
Quad-SPIも上書きできます。買ってきてすぐの状態だと一応デモンストレーションアプリが入っています。だから最初のピンの位置もQSPI(Qual-SPI)なんですね。
JTAGは完全にデバッグ用ですね。最初のうちは一番使うと思われます。あの電源に使うUSBからJTAGでzynqにつながってます。なのでPCにつないでそのままデバッグも出来ちゃいます。
ちなみにコンフィグレーションが終わるとコンフィグレーション終了LEDがつきます。
電源が入ってちゃんとコンフィグまで行ったかどうか確認できます。
とりあえず起動
起動してみましょう。
- JP7をUSBに切り替える
- (スイッチはOFFにして)USBつなぐ
- JP5をQSPIにする
- HDMIつなぐ(デモを確認するため)
- スイッチ入れる
これでQSPIからデモ用のアプリがロードされてデモが動きます。
LEDも電源用コンフィグ用どっちも点灯して
HDMI繋いだ液晶にはこんなふうにパターンが出るはず
いいですね!
次回はXilinxのツールからFPGAをコンフィグしてみましょう。
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