Ubuntu 16.04でMySQLが消える対策

本日Ubuntu16.04が正式リリースされました。
2年ぶりのLTSリリースです。

16.04にする

やり方はここに載っています
https://www.digitalocean.com/community/tutorials/how-to-upgrade-to-ubuntu-16-04-lts

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install update-manager-core
sudo do-release-upgrade -d

こんな感じで開始されます。
あとは色々聞かれるのでだいたいYesで進めます。

僕の場合、rebootに失敗したとのエラーが出ましたが、問題なく再起動しました。

File Not Foundになる!

僕のサイトの構成は
Nginx
php7.0
fpm-mysql-5.5
でした。
静的ファイルは問題なく開けましたが、wordpressが開けない。。
nginxのエラーログにFACTCGIのパスエラーが

nginxのコンフィグで

fastcgi_param   SCRIPT_FILENAME {{wordpress_dir}}/$document_root$fastcgi_script_name;

だったのを

fastcgi_param   SCRIPT_FILENAME {{wordpress_dir}}/$fastcgi_script_name;

にしたらアクセスできるように。そもそもdocument_rootは不要だったんじゃ。。。

MySQLが消えた!

アクセスできるけど今度はデータベースにアクセス出来ないエラー。
wp-config.phpを確認しろって言われるけど合ってる。
プロセスを見ると

sudo service mysql status
● mysql.service - LSB: Start and stop the mysql database server daemon
   Loaded: loaded (/etc/init.d/mysql; bad; vendor preset: enabled)
   Active: active (exited) since Fri 2016-04-22 20:58:31 JST; 4min 40s ago
     Docs: man:systemd-sysv-generator(8)
  Process: 4809 ExecStart=/etc/init.d/mysql start (code=exited, status=0/SUCCESS)

動いてそう。再起動もできる。
ただ、接続ができない。。。。致命的だ

mysql
The program 'mysql' can be found in the following packages:
 * mysql-client-core-5.7
 * mariadb-client-core-10.0
 * mysql-client-core-5.6

驚くべきことにどこを探してもmysqlが見つからない。
動いてるはずなのに。
心配になってデータベースのデータ自体を確認したらそれは残ってた

ls /var/lib/mysql
debian-5.5.flag  ibdata1  ib_logfile0  ib_logfile1    mysql  mysql_upgrade_info  performance_schema  wordpress

なぜ消えたのか謎だけど、更に悪いことにmysql-client-5.5の再インストールもできない。。

解決策はmysql-serverの再インストール

散々調べた挙句、http://ubuntuforums.org/showthread.php?t=2319801 が参考になった。
mysql-serverを入れればいい。

sudo apt-get install mysql-server

これによりmysqlが5.7になった。
テーブル構成も自動的に更新されたみたい。
公式ドキュメントによると 「5.5は5.6に一度上げて5.7にしましょう」って書いてあったし、dumpファイルを使いましょうとかあったけど、自動的に上がってしまった。。
とりあえず使ってる範囲だと問題はなさそう。